大学生のキャリア選択に有効な方策を心理学的に研究することを目的として,周囲の他者の キャリア選択活動の推測と,推測者自身の活動との乖離や,この乖離と主観的幸福感との関連を検討した。その結果,自分自身の実際の就職活動量や内定数は,同じ大学に通う同年齢他者より少ないと常に推測していたことが明らかになった。この結果から,就職活動中は活動や内定に関する情報探索が不十分になりやすく,自分について悲観的予測が導かれやすい可能性が示唆された。(共同研究につき、本人担当部分抽出不可能)
共著者:藤島喜嗣・三浦香苗・清水裕・髙橋幸子