阪神・淡路大震災以降,災害救援者が被る惨事ストレスへの関心が高まっている。しかし,現在の日本における関心は,惨事ストレスの実態把握や惨事ストレスケアのあり方に関する検証や議論が中心であり,惨事ストレス対策に関わる教育についての研究や議論は少ない。そこで本研究は,筑波大学教育研究科と総務省消防庁共催の「消防職員の惨事ストレス初級研修」の効果測定を目的とした。結果では,大半の受講者が,満足感においても今後の参加意向においても,高く評価していたことが明らかになった。
(共同研究につき、本人担当部分抽出不可能)
共著者:松井豊・立脇洋介・髙橋幸子