『対人ストレスを身近な他者に相談する過程の検討』
『カウンセリング研究』 [査読有り]
46巻
本研究は,日常的な対人ストレスを身近な他者に相談して解決する過程を検討することを目的とした。研究1では,対人ストレスを身近な他者に相談する過程の探索的検討を行った。研究 2では,大学生268名に質問紙調査を行い,身近な他者への相談過程は,相談者が支援を期待した際に,相談相手が期待通りに支援し,感情の回復や気持ちの解決がもたらされる過程と,相談者が情報収集を期待した際 に,相談相手が期待通りに情報を提供し,問題解決への意欲,成長感,できごとの解決がもたらされる過程が明らかになった