本研究は,髙橋・桑原・松井
(2014)を再分析し,被災した地方公共団体職員用急性ストレス反応尺度のカットオフ値を検討するとともに,被災後1 か月間に複数回の測定が可能な尺度に改訂することを目的とした。従来の尺度は,①カットオフ値が未検討である,② 17 項目中に単回測定を想定した項目が含まれている,という問題を抱えていた。そこで本研究は,髙橋ら(2014)の尺度得点と外傷後ストレス障害の症状を測定する IES-R 得点との関連を再分析 し,尺度のカットオフ値設定と改訂を行った。(共同研究につき、本人担当部分抽出不可能)共著者:高橋幸子・桑原裕子・松井豊(筆頭)