本研究は,東日本大震災の被災地内外で看護管理職を対象とした研修を実施し,研修の効果を測定した.同研修は,大規模災害に備えた惨事ストレス他の意見,知識,認識の変化・持続,ピアサポートのためのコミュニケーションスキルの習得を目的としていた.研修に参加した 255名に対して,事前,事後,
2ヶ月後の3時点で質問紙調査を行った結果,研修後の参加者は惨事ストレス他の意見,知識,認識を肯定的に変化させ,その変化の一部は2か月後も維持していた.同時に,ピアサポートのためのコミュニケーションスキルは,研修後もそれぞれの職場で活かされていた.
(共同研究につき、本人担当部分抽出不可能)
共著者:髙橋幸子・桑原裕子・松井豊・山﨑達枝(筆頭)