水野基樹、芳地泰幸、岩浅巧、山田泰行、水野有希、富樫恵美子、新井由美、稲葉健太郎、福田妙子、岡田綾
【概要】大学病院の看護師に焦点を当て、ウェアラブル技術と音声病態分析学を使用し、病棟内のコミュニケーションと心の状態(活量値)の関連性を調査した。調査対象は東京都内の大学病院の脳神経内科・外科の看護師33名で、コミュニケーションはウェアラブル技術で記録 し、心の状態は音声こころ分析サービスで測定した。結果から、看護師のコミュニケーションパターンがネットワーク図として可視化され、異なる世代の看護師間で特定のキーパーソンがコミュニケーションを促進していることが示唆された。さらに、心の活量値とコミュニケーション量の間に関連性が見られ、中程度のコミュニケーションを行う看護師は高い活量値を持つ傾向があることが示された。(査読有)