水野有希、水野基樹、山田泰 行、芳地泰幸、富樫恵美子、岩浅巧、新井由美、林英範、會田秀子、岡田綾
【概要】本研究では、看護組織内のコミュニケーションの重要性を調査し、AI技術を用いてコミュニケーションの変化と
フィードバックの影響を検証した。首都圏の大学病院で働く26名の看護師を対象に、同じ病棟で2回の調査を実施した。結果から、コミュニケーションの総時間は7時間以上増加し(p
く01)、経験9年以上のベテラン群が大幅に増加した(p<. 05)。コミュニケーションパターンも変化し、特にチー ム・リーダーシップに関連する要素が有意に高くなった。本調査結果は、フィードバックがコミュニケーション意識の向上、患者への看護時間の増加、看護の質向上に寄与することが示唆された。(査読有)