新井由美
【概要】卒後3年未満の看護師に焦点を当てた本調査では、看護基礎教育の中でキャリア意識が形成されていることが示された。職業・余暇・人生全ての キャリア意識で捉えられたことは、卒後3年未満の看護師は、制約や制限がある中で可能性を模索し、自分なりの目標に向かって行動を起こしている。個々の考えるキャリアの成功という目標のために、キャリア意識と就業継続は密接な関係にありキャリア発達に影響していることが示唆された。キャリア教育の充実、実務経験の拡充、キャリア支援プログラムの充実、メンターシップの導入、そして継続的な調査・改善を行うことが今後の課題と考える。