ラットに異なるタンパク質(乳由来のカゼイン、小麦由来のグルテン)及び魚油(EPA:エイコサペンタエン酸)投与による血清成分及び肝臓脂質へ与える影響を知ることを目的にした。EPA添加の影響としては、血清中の総タンパク質、カルシウムがEPA添加群で有意に低値であり、総コレステロールは有意に低値であった。本研究の結果は、摂取タンパク質の種類は内臓タンパク質維持のために重要な要素であることを示している。また低栄養予防のために、動物性タンパク質及び魚油の摂取が有効であることが示唆された。
本人担当分:代表者として、計画立案、実験、データ分析及びまとめ等、本研究の本筋を立案し発表
共同発表者:山田正子、樋口誉誌子、阿部明恵、遠藤美智子、三澤朱実、細山田康恵