ラットに、高脂肪食とアルコール(Alc)を摂取させ、カプサイシン(CP)の添加が脂肪蓄積量や酸化ストレスに及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。後腹壁脂肪重量、肝臓トリグリセリド濃度及び酸化ストレス度は、コントロール群よりCP群とCP+Alc群で有意に低値を示し、Alc群よりCP+Alc群で有意に低値を示した。高脂肪食とアルコール摂取ラットにおいて、カプサイシンは脂肪蓄積量及び酸化ストレス度を低下することが明らかとなった。カプサイシン摂取が、酸化ストレスを緩和し、脂質異常症の予防に役立つことが期待される。
本人担当分:実験、データ分析等
共著者:細山田康恵、山田正子