魚油と抗酸化作用などの生体調節機能を持つフラボノイドと同時にラットに摂取することで、脂肪蓄積量、アディポネクチン、レプチンの濃度や影響を調べた。カテキン群のレプチン濃度はクエルセチン群よりも有意に低かった。後腹壁脂肪重量はカテキン群で対照群およびクエルセチン群より低く、アディポネクチン濃度はカテキン群でクエルセチン群より高かった。カテキン群の脂肪蓄積の減少は、アディポネクチンの増加が脂肪燃焼を促進した可能性を示している。また、フラボノイドの種類によってアディポサイトカインに対する作用が異なることも示唆された。
本人担当部分:実験、データ分析等
共同発表者:Yasue Hosoyamada, Tskumi Kanazawa, Yoshiko Higuchi, Masako Yamada