熟成に用いる微生物が異なるタイプのナチュラルチーズについて抗変異原性を検索した。実験に用いた全てのチーズに強い抗変異原性が認められた。特に熟成率が高いカマンベールチーズ及びブルーチーズの抗変異原性が最も強かった。熟成中に生成するアミノ酸やペプチドがその活性の要因と考えられた。カルシウム不足の日本人にとって、チーズは栄養的にも生理機能的にも優れた食品であり、ライフステージを通じた食事指導に有効利用することができると考えられた。
本人担当部分:計画立案、実験、データ分析等、本研究の本筋を立案し発表
共同発表者:山田正子、中澤勇二、細野明義