調理用加熱済み野菜中のカリウム量を明らかにすることを目的とした。試料には、豚汁用、筑前煮用、カレー用の加熱済み野菜を用いた。「水煮」と記載された試料のカリウム量が、記載されていない試料より有意に低値だった試料が多かった。加熱済み野菜は食物繊維や水溶性成分以外の成分の摂取源として利用が可能であり、加熱済み野菜の特性を知った上で生の食材を追加する等の応用を行えば、加熱済み野菜の使用が野菜の摂取量増加につなげることができると考えられた。
本人担当部分:代表者として、計画立案、実験、データ分析及びまとめ等、本研究の本筋を立案
共著者:山田正子、樋口誉誌子、細山田康恵