難消化性タンパク質を通常の米より多く含む低グルテリン米の透析患者に対する有用性を検索した。低グルテリン米を通常摂食している米に変えたところ、食品及び栄養素摂取量に変化はなく、食事内容に影響をおよぼさなかったことがわかった。血液検査においても決中尿素窒素及び血清リン値が低下した。低グルテリン米の少ないタンパク質分を他の主菜で増やすことが可能になり、タンパク質制限下での透析患者の食生活を豊かにできることが示唆された。
本人担当部分:計画立案、データ分析、まとめ等、変研究の本筋を立案
共著者:山田正子、渡邊智子、石井國男、土橋昇、菅野義、鈴木洋通、佐々木敏