ラットに高脂肪食で魚油と酒粕を添加し、血清脂質濃度や不安行動へ及ぼす影響について検討した。ラットに大豆油(コントロール)、大豆油+酒粕、魚油、魚油+酒粕の実験飼料を18日間摂取させた。血清コレステロール濃度はコントロール群と比較し、魚油+酒粕群で有意に低値を示した。不安行動では、コントロール群と比較し、酒粕群でオープンアームの滞在時間が有意に高値を示した。魚油と酒粕の同時摂取が血清コレステロール濃度の上昇抑制に有効であること、酒粕摂取は不安行動の抑制に有効であることが期待される。
本人担当部分:実験、データ分析等
共著者:細山田康恵、山田正子