塩素濃度が200ppm及び1,000ppmに希釈した消毒液をペットボトルに分注し、異なる保管温度及び保管環境における有効塩素濃度の経時的変化を知ることで、希釈消毒液の保管方法に与える影響を明らかにすることを目的とした。ペットボトルに入れた消毒液は、日光が当たる場所で保管すれば著しく有効塩素濃度が低下するが、遮光し5℃~30℃の範囲内で保管すれば、有効塩素濃度を90%以上維持することができることが明らかとなった。また有効塩素濃度の低下を防ぐためには、30℃よりは15℃以下で保管した方がよいことが示唆された。
本人担当部分:代表者として、計画立案、実験、データ分析及びまとめ等、本研究の本筋を立案
共著者:山田正子、細山田康恵