市販及び家庭で使用されていた液体及びスプレー式消毒剤の有効塩素能動を測定した結果、市販液体消毒剤の有効塩素濃度は4.39%~6.53%であり、5%より低値のものがあった。購入後6か月経過品の中には有効塩素系濃度が5%未満のものがあった。6か月以上経過した液体消毒剤は全て有効塩素濃度が5%未満の値を示した。市販スプレー式消毒剤の有効塩素濃度は2.02%~3.08%であった。これらのことから、最近の殺菌やノロウイルス消毒に用いる時には、購入後1か月以内の液体消毒剤を使用し、その間光の届かない20℃以下の暗所で保管する必要があることが示唆された。
本人担当部分:代表者として、計画立案、実験、データ分析及びまとめ等、本研究の本筋を立案
共著者:山田正子、細山田康恵