塩素系漂白剤の保管状況による有効塩素濃度への影響を見るために、異なる保管温度及び保管環境における有効塩素濃度の経時的変化の違いを知ることを目的とした。その結果、保管温度が高いほど有効塩素濃度の低下が大きく、また日照環境での保管では、著しい低下が示された。本研究の結果から、塩素系漂白剤をノロウイルス消毒の目的で用いる場合には新しく購入した液体漂白剤を使用し、保管は20~15℃以下の暗所ですべきであることが明らかとなった。
本人担当部分:代表者として、計画立案、実験、データ分析及びまとめ等、本研究の本筋を立案
共著者:山田正子、佐野紗和子、千田美奈子、古友友利恵、森まどか、瀬戸美江、澤田崇子、細山田康恵