ルキーノ・ヴィスコンティの演劇活動
日伊協会発行「日伊文化研究」第41号
特集「20世紀のイタリア人列伝」の一篇。映画監督として知られ、死後四半世紀が経過した現在も作品の上映が相次ぐヴィスコンティであるが、日本においてその演劇活動について論じたものは皆無に等しい。ここでは、戦後まもなく、ほとんど無名の存在であったヴィスコンティがなぜ新しいイタリア演劇の旗手となったかを論じ、ストレーレルとの関係において、20世紀後半のイタリア演劇界の基本的な構造の成立を検証した。P.19~P.27