ゴルドーニ「避暑三部作」の構成
「イタリア学会誌」第39号
18世紀ヴェネツィアの劇作家で、イタリア演劇を代表する存在であるゴルドーニ。「避暑三部作」はその劇作術の集大成とも言える内容を持つものだが、数あるゴルドーニ作品の中で、三部作構成をとるものは例外的であり、その成立の経緯と主題を、全体の構成を客観的に分析することによって検証し、あらたな視点からの評価を打ち出した。P.99~P.123