羅漢果の呈味特性と有効性
日本調理科学会平成20年度大会研究発表要旨集(椙山女学園大学)
砂糖の約400倍の甘味を呈するが、ほとんど腸から吸収されることなく排泄されてしまう羅漢果(ラカンカ)を用いて、その呈味特性と糖尿病患者の甘味料としての有効性を検討した。その結果、糖分が5%位のものが、醤油を用いた料理に適しているのではないかと考えられた。血糖値を測定した結果、最も血糖値が高くなる食後30分で砂糖に比べ羅漢果で調理した方が血糖値の上昇が抑えられ、羅漢果は糖尿病患者の甘味料として有効ではないかと考えられた。共同発表者:澤田崇子・瀬戸美江・道免亜登夢 掲載頁:p.19