食材の生産・流通・消費・廃棄に至る過程のライフサイクルエネルギーに着目し、有限の資源とエネルギーを採取・廃棄し続ける食生活から、持続可能な社会システムに転換し、環境保全型の食生活のための調理のあり方の考察を試みた。その結果、食材の購入の際、旬のものを購入すること、近県の食材を使用することがCO2排出量の削減に大きな影響を与えた。食材が生産され、調理され、それを摂取するまでにかかるエネルギーは、栄養摂取エネルギーよりも多く、私たちの食生活は多くのエネルギー消費の上に成り立っていることがわかった。
共同発表者:津田淑江・瀬戸美江・久保倉寛子・大家千恵子
掲載頁:p.310