市販介護食品に用いられている食品数、調理方法および栄養価などを調査し、ついで、これらを利用する可能性のある高齢者の普段の食生活調査などを検討することで、高齢者の食事を満足させるための要因を検討した。その結果、市販介護食品に使用されていた食品数は、18食品群を基準に分類したところ、野菜類が約50%と最も多かった。また、主菜の調理方法は、煮物が約70%を占めた。高齢者の食生活調査からは、栄養所要量に対する充足率がやや低く、また、煮物を試食してもらったところ、硬さよりも食べ慣れた味を好む傾向が認められた。
共同発表者:澤田崇子・有泉みずほ・瀬戸美江
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