食育の効果を高めるためには、優れた媒体が必須である。そこで、こどもたちが興味を抱き、食に対するイメージを膨らませ、知識のみに留まらず、健全な食行動の形成に結びつくような子どもの感性に響く手作りの媒体を研究、作成し、食育での実践を通して評価した。巨大な媒体に実際に触れ、抱っこして移動するという実体験を通して、通常の紙面などによる平面的で小さいものからは感じられないダイナミックな印象とさまざまな肌触りのするぬくもりを感じてもらい、多感な幼児期における食生活に対する興味や記憶に何らかの良い影響を与えたのではないかと考える。
共同発表者:藤岡眞由美・東根和代・瀬戸美江・高比良智子・山口貴美恵・小森千春・松尾美代子・中島則子
掲載頁:pp.14~15