ノロウイルスの殺菌には、次亜塩素酸ナトリウムが有効であることが知られている。日光照射の有無や温度設定等の保管条件が、漂白剤の有効塩素濃度に与える影響を調べ、併せて、一般家庭で使用中の漂白剤の有効塩素濃度も測定した。その結果、市販漂白剤の開封直後の有効塩素濃度は6.46%であった。日光照射の白容器の有効塩素濃度は著しく低下した。温度による違いでは、30℃保管の試料が有効塩素濃度の低下率が大きかった。
共同発表者:山田正子・佐野紗和子・千田美奈子・古谷友利恵・森まどか・瀬戸美江・澤田崇子・細山田康恵
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