その他の研究業績等に関する事項

基本情報

氏名 瀬戸 美江
氏名(カナ) セト ヨシエ
氏名(英語) Seto Yoshie
所属 大学 家政
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

翻訳書、学会発表、講演、作品等の名称

煮物調理における調味料の入れ方および味見方法の違いが調味料使用に及ぼす影響

単・共の別

共著

発行又は発表の年月

2024/05

その他の分類

学会発表

発行所、発行雑誌等又は発表学会等の名称

一般社団法人 日本家政学会 第76回大会 研究発表要旨集(椙山女学園大学)

概要

先行研究で最初に入れる調味料で全体の9割の味を決めていることが確認されたので、今回は大学生を対象に、最初と最後に調味する「調味2回」の調味方法で、「自由に調味」した時と「最初薄めに調味」した時の4種類の煮物の糖分・塩分濃度を検討した。また「汁で味見」した時と「食材で味見」した時の4種類の煮物の糖分・塩分濃度を調査した。さらに、大学生の保護者を対象に、味見をしながら調味する「味見あり」と味見をしないで調味をする「味見なし」の2種類の方法で調理をしてもらった。その結果、「最初薄めに調味」をすることで、「自由に調味」するより糖分・塩分濃度が低くなり、大根の煮物、ひじきの煮物の糖分濃度で有意差が認められた。また、「汁で味見」をすることにより、糖分・塩分濃度が低くなり、肉じゃがの糖分濃度で有意差が認められた。さらに「味見あり」で調味することにより、肉じゃがの糖分以外で糖分・塩分濃度は減少し、大根の煮物の糖分濃度で有意差が認められた。煮物では「最初薄めに調味」し、「汁で味見」をすることで糖分・塩分濃度を減少させられることが示唆され、味見の必要性が確認された。共同発表者:有泉みずほ、澤田崇子、瀬戸美江 掲載頁:p.55