いろいろな減塩方法が提案されたり、減塩方法による教育効果調査などは見られるが、減塩方法が実際に各家庭において減塩になっているかの実態調査の報告は見あたらなかった。減塩方法の一つとして紹介されている「かけるよりつける」に焦点をあて、減塩になっているかの実態調査を行い、減塩のための調味料の使用方法の提案を行った。今回の10組の親子を対象とした調査結果では、「かけるよりつける」の減塩方法が、実際には減塩になっていないことがわかった。「かけるよりつける」ことが減塩になることをまず認識する必要性が認められた。また、つけ醤油にする場合は、できるだけ小さい皿を使用し、500円玉を想像して醤油を注ぐことで食塩相当量0.3gになる。この目安を利用することで、「かけるよりつける」の減塩方法が活かせるのではないかと考える。(共同研究につき本人担当部分抽出不可能)
共著者:瀬戸美江・山田正子・澤田崇子