外国人労働者の滞在の長期化が進み、中期的な施策が必要になっている。日本独自の模索、西欧の先行経験の参照がともに重要である。第4章「家族の適応と葛藤・・フランスを中心に」(83 ~98頁) を担当。フランスでは、移民の核家族化、親子の葛藤、子どもの教育、結婚などが、移民の社会適応において重要だった。将来、日本で外国人居住の増大と長期化が進む場合、同様の問題が生じるだろう。
宮島喬・梶田孝道編
執筆者 宮島喬・樋口直人・石井由香・稲葉奈々子・定松文・辻山ゆき子・梶田孝道・太田晴雄・佐久間孝正・笠間千波・伊豫谷登士雄
A5判 237 頁