有信堂高文社 国際学部「ヨーロッパ文化論VIII」(専門科目、2,3,4年次配当、半期、2単位において) EC 統合によって、ヨーロッパに社会文化的な大きな変動が生じている。「EC・国家・地域」の3 空間併存モデルが重要になった。新しい市民権、新しい差別が出現し、EC域外移民労働者の排除と統合、その他言語問題が焦点になった。第4章「フランスにおけるイスラム移民二世の排除と統合・・教育と文化問題を中心に」を担当。(105 ~ 124頁) 移民出身の第二世代の教育の場で現れた「ベール」問題を紹介し、フランス的国民統合論理の一側面である「世俗性」が、イスラム系移民2世のフランス社会への統合に両義的に機能することを明らかにした。 ・
宮島喬・梶田孝道編
執筆者 宮島喬・梶田孝道・伊藤るり・辻山ゆき子・分田順子・笠間千波・鈴木昭一・中嶋茂雄・萩尾生・原聖
A5判 274 頁
使用の効果 フランス社会のありかたの理解に役立っている。