『国際理解の座標軸―諸外国に探る学びのコア･エッセンス』

日本図書センター

英米のみならず,フィンランド,ミャンマー,アイスランド,フランス,マレーシア,フィリピンといった多様な国々の最新事情が紹介されており,英米に偏らない多角的視点で国際理解･異文化理解について考える書.全282頁.編者:浅間正通.共著者:川村義治,伊東田恵,山下巌,鷲直仁,渡邊創一,松王政浩,植野嘉苗,小林猛久,奥平文子,河原俊昭。本人担当部分:｢第2章：アメリカの多文化共生社会―新たな家族形態の出現―｣(p.37-p.54)を担当.1.なぜ今「家族」について考えるのか,2.アメリカにおける新たな家族形態の出現,3.ゲイ/レズビアン･カップルの子育て,4.血縁,人種,性別にとらわれない家族,5.我々は何を学べるのか,といった点について英米の事例を挙げながら現状,問題点,日本社会への示唆について記した.