英文法、英作文、TOEIC演習などの英語のスキルアップやスコアアップを目指す科目において、特に基礎学力の不足が学生に広く見受けられるここ数年においては、試験範囲を広く設定して期末・中間試験を行うことは、学生にとって過大な負担になり、基準点を満たすことのできない学生が多い。そこで、試験範囲を細分化し、今まで期末・中間試験として一度で行っていた試験を毎週および隔週に分けて細かく行った。各回のテストが、単なる小テストにとどまらず、これまでの期末試験に準ずる内容になっているので、試験の作成や採点に際して担当教員の負担はかなり重くなるが、学生のスキルや知識の定着は安定し、不合格者を減らすことにつながった。また、各試験の間違い直しの提出を平常点の評価に加えることによって、復習への意欲を高めることができた。