言語が異なる人どうしのコミュニケーションでは英語が共通語になり、非母語話者も英語を用いてコミュニケーションすることが増えてきている.非母語話者というマイノリティにとってCMCというコミュニケーションは、有利であるか不利であるかを考察する.ここではBrown & Levinson(1987)のポライトネスという概念を用いてCMCにおける話し手と聞き手の関係を見る.二つのBBCから、外国人の文通相手を求める電子メール342通を集め、男性の母語話者、日本人を除く男性の非母語話者、日本人男性、日本人女性という4つのグループに分け、それぞれどのようなポライトネスのストラテジーが使われているか度数と比率を明らかにした.p.7~p.15.共著者:河原俊昭、浅間正通、小林猛久