(口頭発表) 19世紀のアメリカ合衆国における二言語教育の実態 -公立学校制度にみる英独語教育の導入-
聖徳大学言語文化研究所平成16年度第2回研究大会 (於:聖徳大学)
同発表で、19世紀のアメリカ社会に流入した大量のドイツ系移民が、ジャーマンベルトやジャーマントライアングルといったドイツ語圏を形成し、公立学校教育にドイツ語による授業(指導言語として使用)やドイツ語の授業(外国語の教育)など、様々な形態の二言語教育を実践していた事例を紹介した。しかしながら、対ドイツの二つの国際戦争によりそれらの教育実践が途絶え、現代に継承されなかったことをラウ判決を取り上げて示した。