(口頭発表) アメリカ合衆国にみる教育機会の平等化メカニズムの形成 -バウチャー制と税控除の補完関係に着目して-
日本教育行政学会第38回大会 於:愛知教育大学
同発表では、1990年代以降のアメリカ社会にみるバウチャー制導入について要望が高まりつつも実現が極少であるのは、連邦レベルでの受容傾向の一方で、各州憲法の政教分離規定の存在と州裁判所の州憲法解釈が阻害要因になっていることを指摘し、そのため司法手続きを回避し政策として実現しやすい各種の税控除が代替政策として採用されていることを明らかにした。