(口頭発表) セントルイスにおける教育長職権限拡張過程(3) -1897年改革に注目して-
教育史学会第38回大会 (於:日本女子大学)
同発表では、1897年の教育委員会制度改革でのゾルダン(Soldan)教育長の役割を分析検討した。公立学校の在籍者数の急増にともなう効率性追求、高学歴化や教育需要の多様化に応え、斬新なカリキュラムと教員への指導システムの構築、教育方法や実践の改善支援など、教育の専門家としてのゾルダンの力量を、改革の成功を促した大きな要因の一つとした。