大学と教育委員会のパートナーシップ展望
聖徳大学生涯学習研究所「生涯学習研究」第1号 P1-P7
旧国立大学教員養成学部は、少子化と教員以外の進路選択をする学生の増加とともに、その存在意義を失いつつある。本論文では、特に教育委員会との連携のあり方をとおしたその存続可能性を検討した。有効な方策として、正規の教育実習以外に高齢化する教職員の補助をするボランティアの拡充、教育委員会職員の正規大学教員としての活用、従来教育委員会が主体となっていた教員研修事業を人的・物的資源そのものを大学側がアウトソーシング先として引受ける等を提案した。