セントルイスにおける教育長職の定着要因としてのドイツ系移民
東北大学教育学部教育行政学・学校管理・教育内容研究室「研究集録」22号 P17-P32
アメリカ合衆国史の革新主義期に成立したと言われる教育委員会制度における教育長職のプロフェッショナルリーダーシップが、アングロサクソン系住民の保守反動的な政治支配の確立過程において派生したという定説に対し、ドイツ系移民が多数の都市にあっては、彼らの官僚制組織の選好も大きな成立要因であったことを指摘した。