学習や認知の発達、身体の発達、教師-児童生徒関係、メンタルヘルスと支援等のテーマから児童期の子どもをめぐる課題を明らかにする。全269頁
編著:伊藤亜矢子、共著者:安治陽子、池田琴恵、一前春子、伊藤忠弘、植阪友理、川原誠司、酒井朗、酒井恵子、榊原彩子、瀧井有美子、長谷川恵美子、深谷優子、森稚葉、森津太子、脇谷順子
本人担当分:「第6章子どものパーソナリティと対人関係の発達」(pp.108~119)
児童期の子どもの友人関係の変化、友人関係を形成するときに生じるピア・プレッシャーの強さと影響力、異性の友人関係作りについて説明した。児童期の子どもは親をはじめとする大人からの心理的独立に伴い、同年代の友人関係を形成する。小学校中~高学年には、互いに趣味や考え方が似ていることを理由とした友人関係が成立しやすい。この友人関係では同じであることへの圧力が強く働き、時にはいじめや非行などの問題につながることもある。