幼児期の教育と児童期の教育の連続性を保ち円滑に接続する試みである保幼小連携の在り方を、地方自治体の取り組みに焦点を当てて検討することを目的とした。
地方自治体における保幼小連携の取り組み内容や体制構築の方針、地方自治体の保幼小連携担当者の認識、幼児期と児童期の教育の連続性を確保するための接続期カリキュラムを分析対象とした。
保幼小連携体制の構築における双方向性、保幼小連携における接続期カリキュラム開発の位置づけ、接続期カリキュラムにおいて育つ子どもの力、保護者への支援の在り方を踏まえた保幼小連携推進のための段階的なモデルを考察した。
博士論文に加筆修正し、科研費の助成を得て出版した。