自治体の幼小連携の取り組みに焦点を当て、取り組み開始時期と連携体制作りの段階の観点から連携担当者の認識を明らかにすることを目的として質問紙調査を行った。連携体制作りの初期の自治体は予算の不足が幼小連携の壁となっているのに対し、連携体制作りが進んだ段階の自治体では小学校教員の理解の不足が連携の課題となっていた。もっとも連携体制作りが充実した自治体では、子どもの育ちや活動の実態を理解して教育課程を作り直すことを重要な課題とみなしていた。
本人担当分:資料の収集、分析、論文全頁の執筆
共著者:一前春子、秋田喜代美