100年を超える歴史を持つ幼児教育雑誌「幼児の教育」を資料として、これまでに幼児期の教育と小学校教育との連携がどのように行われてきたのかを検討した。分析結果から、幼児期の教育と小学校教育への移行期に教育機関を置くことで子どもが移行期を乗り越える力をつけるといった教育制度改革は何度か提案されているが実施には至らなかったこと、幼稚園教諭・保育士・小学校教諭の相互理解や子ども同士の交流によって幼小連携を図る試みが主体となってきたことが明らかとなった。
本人担当分:資料の収集と分析、論文全頁の執筆
共著者:一前春子、秋田喜代美、増田まゆみ、高辻千恵