食品のように水や電解質が系内に含まれる場合やラバー状態の試料においては、系が高い電気伝導性を有するために誘電率測定が困難になることもある。そうした場合には、複素誘電率の逆数である電気弾性率による解析が有効である。本件急では電解質高分子であるゼラチンガラス転移について、電気弾性率M*を用いた解析を行った。結果として、試料に関して観測された緩和は、系内の電解質の伝道により引き起こされることが示された。高分子科学的手法による研究である。P345-351 本人担当分:研究全般 共著者:S.Iwamoto Y.Hayashi and O.Miyawaki