各種食品タンパク質の凝集ゲルに関して、フラクタル理論を用いた解析を行った。共焦点顕微鏡により、タンパク質凝集体構造の観察を行い、フラクタル次元の算出を行った。いずれのゲルに関しても、画像解析から得られたフラクタル次元の値は弾性率の濃度依存性からえられたフラクタル次元と近い値となり、弾性率の挙動は凝集体のフラクタル構造の変化の結果として理解できることが示された。高分子科学および複雑系の科学的手法を用いた研究。P1663-1667 本人担当分:研究全般 共著者:T.Hagiwara and K.Nakamura