キサンタンとキトサンから成るポリイオンコンプレックスゲルに関して、pH変化に伴う膨潤速度を高分子物理学でよく知られたCollective Diffusion Model を用いて解析した。球状ゲルの半径の経時変化から求められる見かけの拡散係数は、動的光散乱法により求められる拡散係数とは二桁異なり、用いたゲルの膨潤速度は、高分子網目の揺らぎに支配されてはいないことが示された。高分子科学的手法を用いた研究である。P1623-1626 本人担当部分 研究全般 共著者:C-H Chu, T.Sakiyama, S.Ikeda and K.Nakamura