分子量の異なるオリゴ-L-グルタミン酸(固相合成法により合成)、ポリ-L-グルタミン酸に関して、リン酸カルシウム生成阻害特性を調べた。阻害活性は、リン酸カルシウムの沈殿生成抑制効果と相関の高いカルシウム結合特性によって評価した。アミノ酸残基20くらいまでは、アミノ酸残基数が増加する程、単位残基数当たりのカルシウム結合量は増加した。しかし、アミノ酸残基20以上では、分子量の増加にかかわらず単位残基数あたりのカルシウム結合量はほぼ一定だった。物理化学、有機化学的手法を用いた研究。P1662-1665 本人担当分:研究全般、共書写:K.Yamamoto, A.Suzaki, and S.Arai