米粉に関して、水分活性に対する水分含量、いわゆる水分収着等温泉の測定を行った。得られた水分収着データから、米粉と水との親和性を定量的に評価するために、溶液熱力学を適用した。食品の場合、水分収着時に、膨潤などの固体側変化が伴うので、収着等温泉の解析は従来からの吸着熱力学でなく、溶液熱力学による必要があることが明らかになった。また、米粉を脱脂処理した際の改質効果を溶液熱力学から得られるパラメータで評価できた。物理化学的手法を用いた研究である。P475-481 本人担当分 研究全般 共著者:M.Iwase, H.Kumagai, A.Mizuno, and T.Yano