ゼラチン・観点など食品ゲルは低濃度は、流動性のあるゾルとなる。そのゾル-ゲル転移点(ゾルとゲルの境界)近傍における弾性率や粘度の挙動を記述する理論として、高分子科学でパーコレーション理論が知られている。本研究では、研究の手始めに、モデル系であるポリアクリルアミドに関して、ゾル-ゲル転移点近傍におけるゲルの弾性率とゾルの粘度の挙動について検討した。その結果、弾性率、粘度共にパーコレーション理論によって記述可能なことが確認された。弾性高分子科学の手法を用いた物性研究である。P.528-531 本人担当分:研究全般、共著者:T.Fujii, T.Inukai, and T.Yano