乳幼児期の音素材を用いた表現活動と人間関係の変化 ―乳幼児グループ 「さくらんぼ」の実践報告―
日本音楽教育学会(於:広島大学)
大学における子育て支援活動を事例に,子どもが楽器を用いて他者とかかわることによって,どのように人間関係が変化していくのかを明らかにした。与えられた楽器によって,他者との関係性が認識される楽器,実際に他者とかかわりやすい楽器,集団を意識しやすい楽器があることが示唆された。音楽療法という視点だけでなく,全人的な成長を目指す場において重要な視点であることを指摘した。