幼児の音の聴き方にみる音楽技能の萌芽
東京芸術大学音楽教育研究室編『音楽教育研究ジャーナル』第28号p22-34
幼児の音楽鑑賞を事例に,幼児がどのように音楽を聴いているか考察し,その「聴き方」がどのように育まれているのか,幼稚園のフィールドワークで得た事例から考察するものである。幼児は,生活の様々な場面で,多様な方法で音を聞いていることの重要性をしてきし,日常生活とコンサートという場の往復によって,音楽を鑑賞する際に必要な「音の聴き方」が育まれていることを示した。