主に、夏目漱石が関係した、家族・友人・師弟・同僚・作家や、影響を受けた文学者・芸術家・思想家などが数多く取り上げられていて、漱石との関係が具体的に分かるようになっている。また、小説・俳句・論文・評論・随筆など、漱石の著作について細かく網羅して解説している。検索に便利なように「あ~わ」順になっているが、そのため初めから読んでいく興味に乏しいものになった。巻末の「年譜」から、人名や作品名、事項をたどることができる。 A5判 全440頁(1ページ2段構成) 本人担当部分:全316項目のうち66項目 ページ数にして80ページ程度。他に「夏目漱石年譜」(422頁~432頁)も担当。 また本事典の企画から携わり、項目選定にも意見を反映させた。 編者-平岡敏夫・影山恒男・山形和美